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既存の韓国歴史教育に一石を 代案教科書の李榮薫教授

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080907-00000919-san-int

9月7日16時14分配信産経新聞民族史観に挑戦した「代案教科書 韓国近・現代史」対日史観で日本との摩擦がたえない韓国だが、その韓国で新史観の試みが始まっている。あしかけ3年がかりで完成、今春、書店に並んだ「代案教科書 韓国近現代史」は、既存の韓国の歴史教育に一石を投じようという日本時代の新評価を含む“民間版の歴史教科書”だ。金大中、盧武鉉政権と続いた韓国の進歩派政権下で生まれたニューライト運動(新保守運動)としてスタートした。代案教科書の編集責任者、李榮薫(イ・ヨンフン)ソウル大教授(経済学)に目指すところを聞いた。(久保田るり子)――既存の韓国の歴史教科書の問題点とは「韓国の近現代史を民族民主革命史観でみている。民族史観とは反帝国主義史観だ。解放(日本統治終了)後、朝鮮半島に入った米国やソ連の外国勢力にわれわれがどう対抗し独立をしようとしたのか。植民地時代、独立運動がどのくらい活発だったか。国内に関しても民主革命が国内の反民主勢力の大企業とどう戦ってきたのか。この民主革命史観で140年間をみてきた。従って韓国の歴史学会には「民主革命史観の立場」の歴史観を否定できない雰囲気がある。だから韓国の教科書には大韓民国という国がどのように生まれ、成立したのかという大変重要なことが出ていない。現代史に大韓民国の建国史という概念で話すことのできる内容がない。(それどころか)大韓民国を建国した人間も反民族主義勢力であり、大統領(李承晩大統領)も反民族主義勢力、朴正煕大統領、全斗煥大統領は軍部独裁であった-というふうに書かれている。韓国における民主化は1987年になって初めて実現し、民主化勢力、市民社会ができたとなっている。つまり1948年に大韓民国が成立したことはどういう意味があったのかという視点がない。――そうした視点が生み出したものは「深刻なことだ。だから最近のような(左右両陣営対立といった)混乱が起きる。日本は国家の正当性に対する混乱はないでしょう。天皇に対する批判はあっても国家を否定するということはない。しかし韓国は国が滅び、そのあとに新しい国ができたのだが、『建国史』がないために国家の正当性に対する混乱がいまだに続いているのだ」――代案教科書が製作されるに至った経緯は「金大中政権(98年~2003年2月)で教科書改訂が行われ、02年に近現代史の教科書が出た。これが全面的に建国史を否定したものだった。韓国の歴史は反独裁闘争と位置付けられ、『(87年の民主化までは)米国植民地体制下で国家建設した』という視点が基本の史観となった。北朝鮮と同様の史観なのだ。2005年、これに危機感を持った学者が教科書フォーラムを立ち上げた。約20人が参加した。2008年春にできあがった(出版した)のが『代案教科書 韓国近現代史』だ」――日本による植民地時代の評価について「(韓国で)この教科書は日本植民地時代の記述と北朝鮮に関する記述が(現行教科書との差異点と)取り上げられるが、私たちが問題にしているのは『建国史』だ。現行の『民主革命史観』に対し、われわれは『自由主義文明史観』で全面的に解説を試みた。韓国の歴史学者には近現代史は植民地時代しかみえないようだ。この本は『植民地は抑圧と差別の時代だったが、その時代に近代文明が入り、(韓国に)変化をもたらした』とみている。植民地時代は韓国人が近代文明を受容し学習する時間だった。それはその後、大韓民国を建国するときに重要な役割を果たした」――既存の教科書との違い「この本は『いまの韓国の文明がいつどこから生まれたのか』を問い、『われわれは何を学ぶのか』を問題にした。質問の答えは自由民主主義の投入と発展である。そして『韓国の自由民主主義市場経済はいつどこで生まれたのか』と問い、その答えを見つけるために勉強しようと呼びかけた。日本の植民地時代に入ってきた近代的な制度が経済学者にはよくみえる。私有財産制度は1912年の民法施行で成立した。その法律は日本人が韓国人を支配するための法律だったが、韓国人もこれによって私有権を確立した。解放以降、この法律はそのまま使われた。1950年までは(日本語のままで)韓国語に翻訳さえされなかった。大学の法科の学生は日本語で民法や私有財産制を学んだ。60年代になってようやく韓国式に改訂され、現在の韓国の市場経済制度の基礎となった」――その意味するところは「日本だって明治時代、民法はフランス法から作った。日本は戦後、米国を通じて自由民主主義を学んだ。支配、被支配の時代を通じて、その国が現代文明を取り入れるという事実は経済学者にとっては何ということはない。日本の民法を北朝鮮は1946年に廃止した」――北朝鮮に関する記述について「(韓国の高校の歴史教科書で約50%を占める)金星出版社の教科書は韓国と北朝鮮の関係を『どのように統一するか』という視点で書いている。われわれはこれに対して、北朝鮮は自由と人権の存外にあるとの視点から現状では統一はできず、北朝鮮が韓国のように自由と人権国になったあと、統一が可能になるとみている。われわれは北朝鮮の悲劇的な歴史を批判的に書いた。国民に現実、事実をしらせるためだ。『歴史の発展の基本は自由と人権である』というのがわれわれの立場だ」――具体的には「北朝鮮の部分を書いたのは金英煥氏(元北朝鮮活動家でその後、転向した北朝鮮民主化運動家)だが、北朝鮮の現実というのは私でさえ金氏に『本当なのか。』と何回も聞くほど衝撃的な内容だった。たとえば、金日成主席の死亡(1994年)から97年までに金日成の墓のために使われた資金は9億ドル(約970億円)にのぼる。その金があれば、95年から98年にかけ300万人が死んだとされる大飢餓の人々を救えたはずだ。私は信じられなかった。だが、現実は北朝鮮の対外貿易額25億ドルの15億ドルが偽造たばこや麻薬取引で稼いだ資金だ。そういった事実を韓国人は知らない」――韓国国内で「代案教科書」はどういう評価を受けているのか「韓国の民主化勢力(左派勢力)は批判している。彼らが中心になって書いた既存の歴史教科書をわれわれが批判しているからだ。名前が教科書だが、『代案教科書』はあくまでの通常の書籍だ。1万部を出した。まだまだマイノリティー(少数派)である。韓国で起こったニューライト運動(新保守運動)のなかから生まれた試みだ。執筆した教科書フォーラムのわれわれは学者グループだから、運動との関係は友好団体ということになる。こうした史観の教科書を、韓国の市民社会がどう受け止めるのか、受けいれるのか見守りたい。将来はこうした教科書が実現することを期待している」

[引用元Yahoo[海外総合(産経新聞)]]

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